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知られざる「コンドルは飛んでいく」

2014.05.06

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 ペルーの音楽でどの曲が一番有名か、という問いは、もはや問題とも言えないほど答えが明らかである。世界的にもっとも知られたペルーの曲といえば、間違いなく「コンドルは飛んでいく」一択である。
 1970年にサイモン&ガーファンクルが英語の歌詞を書き下ろしてカバーして大ヒットとなって以降、ペルーのみならずアンデス地域を象徴する曲として「コンドル〜」は人々に愛され続けてきた。サイモン&ガーファンクル以降も、さまざまな音楽家たちによって世界各国で演奏され続けてきた「コンドル〜」であるが、その背景については全くと言ってよいほど知られていない。ちょうど昨年2013年は、「コンドルは飛んでいく」誕生100周年の節目となった年であり、ペルーでも「コンドル〜」関連イベントなどが開かれた。というわけで、今回はこの「コンドルは飛んでいく」にまつわる四方山話をしてみたいと思う。

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posted by eLPop at 09:41 | 水口良樹のペルー四方山がたり

ペルーで活躍する日系人音楽家たちの肖像(3) 歌手プリンセシータ・デ・ユンガイ:アンヘリカ・ハラダ・バスケス

2014.04.14

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 今回ご紹介するのは、ペルーの北部アンカシュ県に位置するユンガイに生まれた日系人歌手、アンヘリカ・ハラダ・バスケスさんだ。といっても、ペルー人にこの名前を言ってもピンと来る人は少ない。ところが彼女の芸名、プリンセシータ・デ・ユンガイ(ユンガイの歌姫)をあげると、誰もがああ彼女か、と大抵の人は知っている顔になる。彼女はペルーのアンデス音楽を代表する、忘れてはならない大歌手の一人なのだ。

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posted by eLPop at 00:56 | 水口良樹のペルー四方山がたり

追悼:オスカル・アビレス「ラ・プリメラ・ギターラ・デル・ペルー」

2014.04.09

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 先日のペペ・バスケスにつづいて、恐れていたことについにムシカ・クリオーヤ最高のギタリストと称される、あのオスカル・アビレス翁までが4月5日に亡くなってしまった。御年90歳。大往生といえば大往生なのだが、それでもショックは隠し切れない。ムシカ・クリオーヤの新天地を切り開き続け、数多くの名演を残したまさにペルーの誇るべき最高の音楽家の一人であった。

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さよなら、ペペ・バスケス

2014.03.30

 また一人、ペルーを代表する素晴らしい音楽家が亡くなった。
 ペペ・バスケス。アフロペルー音楽再興の緒となった偉大な詩人ポルフィリオ・バスケスを父に持ち、枠組みにとらわれない自由な感性でアフロペルー音楽を代表する名曲を多く作曲し、自身も歌手として絶大なる影響力を持っていた音楽家だ。その張りのある伸びやかな歌声、感情溢れる表情や動作が魅力たっぷりに皆を引き込むその表現力、そしてその歌が生み出すリズムとパッションに、いつも心揺り動かされてきた。続きを読む
posted by eLPop at 16:55 | 水口良樹のペルー四方山がたり

独自の進化を突き進むマリネラ・ノルテーニャの舞踊

2014.03.17

 今回、このマリネラ・ノルテーニャのコンクールのチャンピオンが来日してワークショップを開くということなので、これを機にペルーの誇るマリネラ・ノルテーニャを紹介してみたい。続きを読む
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