あれから20数年。「デカセギ」という言葉もあまり聞かなくなった。状況は多々変わったのだろう。南米関連の食堂やお店も、随分と入れ替わりが激しい。また今では日本人相手に地元に根付いたところも出てきている。しかし、全体で見れば随分と数は減ってしまったように思える。ということで、もう一度、関東平野に広がる南米の拠点をゆっくりと訪ねてみようかと思う。しかも、なるべく自転車で。早速、東京は福生にあるブラジル料理店を訪ねてみた。名前は「南米食堂」!
福生が近づくと奥多摩の稜線が迫ってきます。この日は雨の後で水量も多く、水と緑と空のコントラストが何とも美しい。
到着!青梅線牛浜駅の西側を出てすぐ右の路地。目印はブラジルの国旗。調布から25km。店内はカウンターだけですが、2階席もあるらしい。まだ開店間もないのに、俺たちが入ったら既に満員。
基本はシュラスコです。店主お手製の窯で焼いてくれます。この日はランプ肉がなく、イチボを中心に鶏肉、ソーセージなど。フェジョアーダももちろんつけました。どれも美味い!
ポン・ジ・ケージョにユカ芋のフライ。写真撮り忘れましたが、鶏肉のコシーニャも美味しかったッス。
以前は国道16号線沿いで食材屋さんも兼ねたお店でした。ブラジル人の店主曰く、昔沢山いたブラジル人も随分と減ってしまい最近ではペルー人の方が多いそうです。でも地元の方に愛されているようで、この日も日本人で満員が続いていました。福生の片隅に咲いたリトル・ブラジル。都心に比べると破格の安さだし、カウンター越しに店主とのコミュニケーションも楽しい。お近くの方はぜひ行ってみてください。そういえば、牛浜駅の次、福生駅にはペルー系の食堂が数店あったけど、今はどうなったんだろう。近日中に、またチャリで探しに行ってみよう。ではでは。
南米食堂
福生市牛浜99-12電話:080-9425-0141