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2024年はこれだ!クマイルス、マーク・アンソニー

2024.12.31

クマイルスを初めて見たのは確か昨年(2023年)の10月ぐらい。「晴れたら空に豆まいて」でBrainstoryのオープニングアクトをつとめたときだったと思うが、そこで完全にノックアウトされてしまい、すっかりハマって、それ以来、自分の担当しているFMの番組では曲をかけまくり、番組イベントにはゲストで呼んで・・・と、ミーハーちっくに(笑)追っかけてきたわけですが、いや〜、先日また晴れ豆でAjate(アジャテ)との対バン・ライブで見て、その破壊力の凄さにまたまたブッ飛んじゃいました!

スクリーンショット 2024-12-31 125533.png

演奏が格段にパワーアップしてるのに加えて、女声ボーカルの和泉美紀さんがメチャクチャ上手くなってるのと、なんつってもリーダーのサムット野辺さんの、現地の人(というか何かが?)が憑依したかのような存在感。

歌詞はまったくわからないんですが、モロに迫ってくるその迫力と情感にヤラレました。

YouTubeに公開されている「日本人の婿」


https://www.youtube.com/watch?v=vQSA02hy678


「恋の行方はあなた次第」も、最高!

https://www.youtube.com/watch?v=JDsG5TG33i8

この何ともいえない雰囲気は、まさに日本の60年代のGS(グループサウンズ)感覚でもあり、でもやっぱり21世紀の空気感が漂う、レトロ・フューチャー感(?)が満載。どこにいてもちゃんと現地とつながれるっていう意味で、実にいまっぽいバンドの在り方ともいえるかもしれない。


いやいや・・・クマイルスにすっかりアテられてしまったが、やはりラテンも押しておかなくては!
ということで、もう説明の必要もないマーク・アンソニー。15枚目(サルサとしては14枚目の)のアルバム『ムエベンセ』が素晴らしい。

Marc Anthony - Muevense

https://youtu.be/gruomptSqq0?si=ceIJ02WQKekGlL_e

考えてみれば今年でサルサ・デビュー31年。当時のプロデューサー、セルヒオ・ジョージとの関係を10年前から復活し、マーク、セルヒオ、ともにノリにノッた最高の状態にあることが確認できる快作だ。
プライベートでは(常に)いろいろとお騒がせなマークだが、やはり、根幹の音楽の部分ではまったくブレないマーク・アンソニーの世界を貫いている。最高のアーティストだと思う。


posted by eLPop at 13:01 | 岡本郁生のラテン横丁

サルサの詩人 ルベン・ブラデス

2024.12.06

“詩人”といったときサルサ界ですぐに思いうかぶのはやはり“サルサの詩人”ことルベン・ブラデスだ。

先日発表された「第25回ラテン・グラミー賞」では、ウィリー・コロンとの大ヒット・アルバム『シエンブラ』の45周年を記念してリリースされたライヴ・アルバム『Siembra:
45° Aniversario (En Vivo en el Coliseo de Puerto Rico, 14 de Mayo
2022)』が<ベスト・サルサ・アルバム>を受賞している。

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1948年パナマに生まれた彼は、国立大学の法学部に進むが大学紛争が活発化して大学は封鎖されたためニューヨークへと向かい、人気楽団ピート・ロドリゲス楽団をバックにアルバム『フロム・パナマ・トゥ・ニューヨーク』を製作。その後、大学が再開したためパナマに戻って卒業し弁護士となって国立銀行に就職するが、夢を捨てきれず、再びニューヨークへと向かった。

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ファニア・レコードの郵便係をしながらチャンスを狙っていた75年、まずはレイ・バレット楽団で歌い、その後ウィリー・コロンのアルバム『ザ・グッド、ザ・バッド、ジ・アグリー』に自作曲「エル・カサンゲロ」を提供し、ウィリー・コロン楽団の歌手としてデビューした『メティエンド・マノ』でも4曲を提供。歌手と同時に作家としても一気に注目を集めるようになると78年、エクトル・ラボーの代表曲となった「エル・カンタンテ」を提供。同じ年、アルバム『シエンブラ』がリリースされた。

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ここでは、物質文明を批判した「プラスティコ」、これからの中南米のためにいま種を植えようと呼びかけるタイトル曲、チンピラの死を演劇的に描いた「ペドロ・ナバハ」など、大都会に生きるラティーノの生活を活写し、ラテン世界の連帯を歌い上げた曲が並んでいる。社会的な内容を歌った曲も、あくまでも一貫して庶民の目から、低い目線から歌われていることに注目したい。

名曲は数々あるが、例えば、ボビー・ロドリゲス&ラ・コンパニアに提供した「ヌメロ・6(セイス)」はどうだろう。

Bobby Rodriguez y La Compania - Numero 6

https://www.youtube.com/watch?v=_SjvRvxcfTI

「ヌメロ・6」とはニューヨークの地下鉄「6」系統のことで、マンハッタンのブルックリン・ブリッジ・シティ・ホール駅を基点に、イーストサイドのレキシントン・アヴェニューの下を通り、イースト・ハーレム(エル・バリオ)などを通ってブロンクスのぺラム・ベイ・パーク駅まで続く各駅停車の路線だ。(最近はわからないが、以前は、)乗っていると、ミッドタウンを過ぎたころから黒人やラティーノたちの数が増えてくるのが実感できたものである。

ルベンは、こんな歌詞を作っている。

♪何時間もここで地下鉄6を待っている。だけどまだ来ないんだ

Numero Seis

https://www.youtube.com/watch?v=-BdFmAU1hu8


当時の米国社会の中で、ラティーノたちが置かれた立場を象徴しているようで、やるせない気持ちになってしまうが、のちに、ジェニファー・ロペスは、この地下鉄6をタイトルにしたアルバム『オン・ザ・6』で99年、メジャー・デビューを果たし、ここから頂点へと駆け上っていったのである。



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http://elpop.jp/article/191144018.html




posted by eLPop at 17:23 | 岡本郁生のラテン横丁

ガビー・モレノ、グラミー<Best Latin Pop Album>を受賞

2024.02.27

今年のグラミー<Best Latin Pop Album>を受賞したグアテマラ出身LA在住のGaby Moreno(ガビー・モレノ)

Gaby Moreno - X Mí (Vol. 1)

https://www.youtube.com/watch?v=fkwfaBRWYI4

受賞作の『X Mí (Vol. 1) 』では弾き語りのシンプル極まりないスペイン語の歌を聞かせていましたが、昨年9月にリリースした最新作『Dusk』では、英語で歌う曲がメインで、アンビエントぽい曲から、英語で歌うソン・ハローチョ的ハチロク、ジャジーなナンバー、そしてローリングストーンズを思わせる(笑)この曲と、さまざまなタイプの曲を聞かせてくれるのが面白い。
どこかちょっとボニー・レイットみたいなとこがあったりもして。

Gaby Moreno - Solid Ground

https://www.youtube.com/watch?v=1eulBba2lR0


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posted by eLPop at 22:35 | 岡本郁生のラテン横丁

eLPop今年のお気に入り!Juan Luis Guerra 4.40 - Mambo 23

2023.12.30

◆岡本郁生(ラテン横丁)『Juan Luis Guerra 4.40 - Mambo 23』

https://www.youtube.com/watch?v=K3S96fUGrEY

11月に配信されたフアン・ルイス・ゲーラの新作『Radio Güira(ラジオ・グイラ)』は、ラジオ番組の体裁で、ジングルやナレーションをはさんだ6曲のEP。「グイラ」はもちろん、メレンゲには欠かせない金属製のグイロのことで、このタイトルだけでニヤッとしちゃいますよね。

この「マンボ23」はじめ、彼ならではのハイブリッド感覚のバチャタ、メレンゲで楽しませてくれます。なんと日本語のナレーションから始まるラスト曲「Te Invito A Un Blues」には同じくドミニカ共和国出身のピアニスト=ミシェル・カミロも参加!

このタイトルのラジオ番組、やってくれないかな〜?…つーか、もうあるの???


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posted by eLPop at 19:35 | 岡本郁生のラテン横丁

カンボジアン・ロック/ファンク・バンド「クマイルス」

2023.10.25

昨日(10/23)晴れ豆でみたカンボジアン・ロック/ファンク・バンド「クマイルス」
完全にノックアウトされました!

これ、ラテンじゃないか!!!

រមាស់ខ្នង(Romos Khnorng)ーLes Khmers(クマイルス)

https://www.youtube.com/watch?v=zAG1PrmSBYI

これはPVらしい・・・

ខ្យងក្តក់/Kchol Kdot Tirk John-ក្រុមតន្ដ្រីខ្មែរ/Les Khmers(クマイルス)

https://www.youtube.com/watch?v=IF17OKn1UrM

マジで、クレイジーケンバンドを生で見たとき以来の衝撃を受けました!!!

すみません・・・
ちゃんと言葉になってません。

リーダーの野辺さんは現在25歳!
GSが好きで、そこから東南アジアのむかしのロックにハマっていったらしい(この感覚よくわかる!)んですがなんと! カンボジアン・コミュニティからお声がかかるようになり、そうしたら「昔のだけじゃなく今のヒットもやれ!」って言われて、最近では現在のカンボジアのヒットをカバーしたりしてるとのこと。

で、ステージ見て、あ、カンボジアの方が何人かいるんだな、と思ったら日本人だけっていうし(笑)、
とにかく、女性ボーカルが終始ニッコニコで満面の笑みなのもグッドだし、なんつったって野辺さんのクレイジーっぷりはただものじゃない!

現地で作ったっていうジャケットも最高じゃ〜〜〜ん!!!

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posted by eLPop at 17:12 | 岡本郁生のラテン横丁