今年のグラミーで<Best Latin Pop Album>を受賞したグアテマラ出身LA在住のGaby Moreno(ガビー・モレノ)
Gaby Moreno - X Mí (Vol. 1)
https://www.youtube.com/watch?v=fkwfaBRWYI4
受賞作の『X Mí (Vol. 1) 』では弾き語りのシンプル極まりないスペイン語の歌を聞かせていましたが、昨年9月にリリースした最新作『Dusk』では、英語で歌う曲がメインで、アンビエントぽい曲から、英語で歌うソン・ハローチョ的ハチロク、ジャジーなナンバー、そしてローリングストーンズを思わせる(笑)この曲と、さまざまなタイプの曲を聞かせてくれるのが面白い。
どこかちょっとボニー・レイットみたいなとこがあったりもして。
Gaby Moreno - Solid Ground
https://www.youtube.com/watch?v=1eulBba2lR0
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【チェオ・フェリシアーノ追悼:熱狂のジョー・クーバ・セクステット】 2014.05.19
【セレーナの誕生日に…】2014.04.17
【セルヒオ・ジョージ・インタヴュー】
【ラロ・ロドリゲス!】 2014.03.14
【「サルサ・ジャイアンツ」NORAインタビュー】
【キックオフ・パーティの選曲リストです!】2014.02.24
【朝から泣けるぜ】2014.02.13
eLPop今年のお気に入り!Juan Luis Guerra 4.40 - Mambo 23
2023.12.30
◆岡本郁生(ラテン横丁)『Juan Luis Guerra 4.40 - Mambo 23』
https://www.youtube.com/watch?v=K3S96fUGrEY
11月に配信されたフアン・ルイス・ゲーラの新作『Radio Güira(ラジオ・グイラ)』は、ラジオ番組の体裁で、ジングルやナレーションをはさんだ6曲のEP。「グイラ」はもちろん、メレンゲには欠かせない金属製のグイロのことで、このタイトルだけでニヤッとしちゃいますよね。
この「マンボ23」はじめ、彼ならではのハイブリッド感覚のバチャタ、メレンゲで楽しませてくれます。なんと日本語のナレーションから始まるラスト曲「Te Invito A Un Blues」には同じくドミニカ共和国出身のピアニスト=ミシェル・カミロも参加!
このタイトルのラジオ番組、やってくれないかな〜?…つーか、もうあるの???
⇒特集「eLPop今年のお気に入り!2023年」メインに戻る
https://www.youtube.com/watch?v=K3S96fUGrEY
11月に配信されたフアン・ルイス・ゲーラの新作『Radio Güira(ラジオ・グイラ)』は、ラジオ番組の体裁で、ジングルやナレーションをはさんだ6曲のEP。「グイラ」はもちろん、メレンゲには欠かせない金属製のグイロのことで、このタイトルだけでニヤッとしちゃいますよね。
この「マンボ23」はじめ、彼ならではのハイブリッド感覚のバチャタ、メレンゲで楽しませてくれます。なんと日本語のナレーションから始まるラスト曲「Te Invito A Un Blues」には同じくドミニカ共和国出身のピアニスト=ミシェル・カミロも参加!
このタイトルのラジオ番組、やってくれないかな〜?…つーか、もうあるの???
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posted by eLPop at 19:35
| 岡本郁生のラテン横丁
カンボジアン・ロック/ファンク・バンド「クマイルス」
2023.10.25
昨日(10/23)晴れ豆でみたカンボジアン・ロック/ファンク・バンド「クマイルス」。
完全にノックアウトされました!
これ、ラテンじゃないか!!!
រមាស់ខ្នង(Romos Khnorng)ーLes Khmers(クマイルス)
https://www.youtube.com/watch?v=zAG1PrmSBYI
これはPVらしい・・・
ខ្យងក្តក់/Kchol Kdot Tirk John-ក្រុមតន្ដ្រីខ្មែរ/Les Khmers(クマイルス)
https://www.youtube.com/watch?v=IF17OKn1UrM
マジで、クレイジーケンバンドを生で見たとき以来の衝撃を受けました!!!
すみません・・・
ちゃんと言葉になってません。
リーダーの野辺さんは現在25歳!
GSが好きで、そこから東南アジアのむかしのロックにハマっていったらしい(この感覚よくわかる!)んですがなんと! カンボジアン・コミュニティからお声がかかるようになり、そうしたら「昔のだけじゃなく今のヒットもやれ!」って言われて、最近では現在のカンボジアのヒットをカバーしたりしてるとのこと。
で、ステージ見て、あ、カンボジアの方が何人かいるんだな、と思ったら日本人だけっていうし(笑)、
とにかく、女性ボーカルが終始ニッコニコで満面の笑みなのもグッドだし、なんつったって野辺さんのクレイジーっぷりはただものじゃない!
現地で作ったっていうジャケットも最高じゃ〜〜〜ん!!!
完全にノックアウトされました!
これ、ラテンじゃないか!!!
រមាស់ខ្នង(Romos Khnorng)ーLes Khmers(クマイルス)
https://www.youtube.com/watch?v=zAG1PrmSBYI
これはPVらしい・・・
ខ្យងក្តក់/Kchol Kdot Tirk John-ក្រុមតន្ដ្រីខ្មែរ/Les Khmers(クマイルス)
https://www.youtube.com/watch?v=IF17OKn1UrM
マジで、クレイジーケンバンドを生で見たとき以来の衝撃を受けました!!!
すみません・・・
ちゃんと言葉になってません。
リーダーの野辺さんは現在25歳!
GSが好きで、そこから東南アジアのむかしのロックにハマっていったらしい(この感覚よくわかる!)んですがなんと! カンボジアン・コミュニティからお声がかかるようになり、そうしたら「昔のだけじゃなく今のヒットもやれ!」って言われて、最近では現在のカンボジアのヒットをカバーしたりしてるとのこと。
で、ステージ見て、あ、カンボジアの方が何人かいるんだな、と思ったら日本人だけっていうし(笑)、
とにかく、女性ボーカルが終始ニッコニコで満面の笑みなのもグッドだし、なんつったって野辺さんのクレイジーっぷりはただものじゃない!
現地で作ったっていうジャケットも最高じゃ〜〜〜ん!!!
posted by eLPop at 17:12
| 岡本郁生のラテン横丁
ミミ&トニー・スッカル
2023.08.03
先日4年ぶりぐらいに行われたペルーの独立記念日イベントに来日、圧倒的なステージを見せてくれたトニー・スッカルが、おかあさんのミミさんとの共同名義でリリースしたのがアルバム『MIMY & TONY』。
先行楽曲として公開されたのが、オルケスタ・デ・ラ・ルス、そしてNORAを大々的にフィーチャーした「Sukiyaki」。今年、ちょうど桜の時期に来日して撮影したMVも楽しい。
SUKIYAKI - Mimy Succar, Nora Suzuki
https://www.youtube.com/watch?v=ncXy7hCeJQA
そしてリリースされたアルバムでは、いきなり1曲目にキューバのハイラ・モンピエ、ニューヨリカンのインディアをゲストに迎えたゴリゴリのサルサだが、そんな強烈なふたりを迎え撃って、ミミさんが実に堂々とした歌いっぷりを聞かせているのが凄い。
SIN FRONTERAS – Mimy Succar, La India, Haila & Tony Succar
https://www.youtube.com/watch?v=247cjB4kCpI
マーク・アンソニーはよくおとうさんと共演しているが、考えてみると、これまで、有名になった息子がおかあさんを引っ張り出してくるという例はなかったのではないか? しかも、ご愛敬程度ではなく、こんなに歌える人だとは! ディアマンテスのアルベルト城間とはペルー時代からの知り合いだそうだが、昔から歌ってはいたもののプロではなかった、とのこと。
私自身、トニーがぐいぐい頭角を現す中でYouTubeを検索していたら、マイアミでムシカ・クリオジャをやってる映像がいろいろ出てきて、(最初はお姉さんだとばかり思ってたんですが)ずいぶん歌える人だな〜と思っていたのでした。
アルバムでは、サルサ楽曲がメインとなってはいるが、そのほかに、ちゃんとムシカ・クリオジャが収録されていて、たとえば、チャブカ・グランダ賛歌の
Chabuca Limeña
https://www.youtube.com/watch?v=kokaUMDYKuE
とか、90年代初頭、キューバから亡命したてのレイ・ルイスが放った最初のヒットのカバー
No Me Acostumbro - Mimy Succar & Tony Succar
https://www.youtube.com/watch?v=tTGFV90QnvU
とか、なかなか聞かせる楽曲ばかりである。
そしてアルバムからの最新MVは、先日のイベントでDJも披露してくれた弟のKenyi(ケンジ)をフィーチャーしたパーティー・チューン「AEO(アエオ)」
AEO - Mimy Succar, Cali Flow Latino, KENYI, Tony Succar
https://www.youtube.com/watch?v=mT_d4swwAdw
サビのとこの、シャンプー、シャンプー・・・カロール、カロール・・・チョケ、チョケ・・・のフリもキャッチーで、これ、日本でもイケるのではないでしょうか!?
先行楽曲として公開されたのが、オルケスタ・デ・ラ・ルス、そしてNORAを大々的にフィーチャーした「Sukiyaki」。今年、ちょうど桜の時期に来日して撮影したMVも楽しい。
SUKIYAKI - Mimy Succar, Nora Suzuki
https://www.youtube.com/watch?v=ncXy7hCeJQA
そしてリリースされたアルバムでは、いきなり1曲目にキューバのハイラ・モンピエ、ニューヨリカンのインディアをゲストに迎えたゴリゴリのサルサだが、そんな強烈なふたりを迎え撃って、ミミさんが実に堂々とした歌いっぷりを聞かせているのが凄い。
SIN FRONTERAS – Mimy Succar, La India, Haila & Tony Succar
https://www.youtube.com/watch?v=247cjB4kCpI
マーク・アンソニーはよくおとうさんと共演しているが、考えてみると、これまで、有名になった息子がおかあさんを引っ張り出してくるという例はなかったのではないか? しかも、ご愛敬程度ではなく、こんなに歌える人だとは! ディアマンテスのアルベルト城間とはペルー時代からの知り合いだそうだが、昔から歌ってはいたもののプロではなかった、とのこと。
私自身、トニーがぐいぐい頭角を現す中でYouTubeを検索していたら、マイアミでムシカ・クリオジャをやってる映像がいろいろ出てきて、(最初はお姉さんだとばかり思ってたんですが)ずいぶん歌える人だな〜と思っていたのでした。
アルバムでは、サルサ楽曲がメインとなってはいるが、そのほかに、ちゃんとムシカ・クリオジャが収録されていて、たとえば、チャブカ・グランダ賛歌の
Chabuca Limeña
https://www.youtube.com/watch?v=kokaUMDYKuE
とか、90年代初頭、キューバから亡命したてのレイ・ルイスが放った最初のヒットのカバー
No Me Acostumbro - Mimy Succar & Tony Succar
https://www.youtube.com/watch?v=tTGFV90QnvU
とか、なかなか聞かせる楽曲ばかりである。
そしてアルバムからの最新MVは、先日のイベントでDJも披露してくれた弟のKenyi(ケンジ)をフィーチャーしたパーティー・チューン「AEO(アエオ)」
AEO - Mimy Succar, Cali Flow Latino, KENYI, Tony Succar
https://www.youtube.com/watch?v=mT_d4swwAdw
サビのとこの、シャンプー、シャンプー・・・カロール、カロール・・・チョケ、チョケ・・・のフリもキャッチーで、これ、日本でもイケるのではないでしょうか!?
posted by eLPop at 14:02
| 岡本郁生のラテン横丁
ジョー・バターンの最新録音
2023.05.26
1942年11月15日生まれだから現在80歳、“キング・オヴ・ラテン・ソウル”ことジョー・バターンの最新録音が登場した!
シングル2枚組セットで、収録曲は「So Fine」「Mom & Dad」「Mestizo」「Time After Time」の4曲。
「So Fine」はデビュー・アルバム『Gypsy Woman』に収録、「Mom & Dad」はジョーが率いるラテン・ディスコ・プロジェクト=LASO(ラソ)の唯一のアルバム『SAME』から(この中でのヴォーカルはジョセリン・ブラウン)。「Mestizo」は80年のアルバム『Mestizo』から。そして「Time After Time」はジャズ・スタンダード。
これを、イーストLAのオルケスタ・レネ(Orquesta Rene)をバックに歌う。
So Fine
https://www.youtube.com/watch?v=GlPUgkUqDVc
Mom & Dad
https://www.youtube.com/watch?v=iCrARwgN9WM
Mom & Dad
どれも、まさにいまを生きるジョーならではの音になっているのが素晴らしいが、特に、♪ラティーノ、タイノ(タイノ族)、チカーノ、クバーノ、ドミニカーノ、アルヘンティーノ、コロンビアーノ、モレーノ(褐色)、ベネズエラ、ニカラグア、プエルトリコ、モレーノ・・・と、サビで繰り返される「Mestizo」はタイトル通り混血賛歌。自らもアフロ・フィリピーノという出自でニューヨークのハーレムに生まれた彼のアイデンティティの表明であり、ラテン音楽さらには音楽の本質を突いた傑作だと思う。
ディスコ全盛時代の当時のミュージック・ヴィデオもかなりイケてるが、
Joe Bataan - Mestizo
https://www.youtube.com/watch?v=JyB9pFO1CQ4
今回のヴァージョンは、チャチャチャをベースにしたクールなテイスト。だが、相変わらず爆発的な情熱がほとばしる熱いヴォーカルにグッと来てしまう。
Mestizo
https://www.youtube.com/watch?v=2jKY8c7ypFs
Mestizo
コロナも明けて精力的にライブ活動を行っているジョー・バターン。
また、日本でその雄姿を見たいものです。
→目次に戻る
シングル2枚組セットで、収録曲は「So Fine」「Mom & Dad」「Mestizo」「Time After Time」の4曲。
「So Fine」はデビュー・アルバム『Gypsy Woman』に収録、「Mom & Dad」はジョーが率いるラテン・ディスコ・プロジェクト=LASO(ラソ)の唯一のアルバム『SAME』から(この中でのヴォーカルはジョセリン・ブラウン)。「Mestizo」は80年のアルバム『Mestizo』から。そして「Time After Time」はジャズ・スタンダード。
これを、イーストLAのオルケスタ・レネ(Orquesta Rene)をバックに歌う。
So Fine
https://www.youtube.com/watch?v=GlPUgkUqDVc
Mom & Dad
https://www.youtube.com/watch?v=iCrARwgN9WM
Mom & Dad
どれも、まさにいまを生きるジョーならではの音になっているのが素晴らしいが、特に、♪ラティーノ、タイノ(タイノ族)、チカーノ、クバーノ、ドミニカーノ、アルヘンティーノ、コロンビアーノ、モレーノ(褐色)、ベネズエラ、ニカラグア、プエルトリコ、モレーノ・・・と、サビで繰り返される「Mestizo」はタイトル通り混血賛歌。自らもアフロ・フィリピーノという出自でニューヨークのハーレムに生まれた彼のアイデンティティの表明であり、ラテン音楽さらには音楽の本質を突いた傑作だと思う。
ディスコ全盛時代の当時のミュージック・ヴィデオもかなりイケてるが、
Joe Bataan - Mestizo
https://www.youtube.com/watch?v=JyB9pFO1CQ4
今回のヴァージョンは、チャチャチャをベースにしたクールなテイスト。だが、相変わらず爆発的な情熱がほとばしる熱いヴォーカルにグッと来てしまう。
Mestizo
https://www.youtube.com/watch?v=2jKY8c7ypFs
Mestizo
コロナも明けて精力的にライブ活動を行っているジョー・バターン。
また、日本でその雄姿を見たいものです。
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タグ:ジョー・バターン
posted by eLPop at 19:01
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