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キックオフ・パーティ選曲リスト

2014.02.23

21日の「eLPop」キックオフ・パーティ@「山羊に、聞く?」においでいただいた皆さま、ありがとうございました!当日ご紹介した曲は以下のとおりです(酔っ払っていてまともに紹介した記憶なし・・・)

1.「愛聴ウン十年!?私が惚れ続けるラテン・ナンバー」

■1曲目"Yo Puedo Vivir del Amor" by Willie Colón & Rubén Blades
アルバム"The Last Fight" Fania SLP-616 (1982)

プロフィールにも書きましたが、最初にヤラレたサルサがウイリー・コローンとルベン・ブラデス(ブレイズ)。その2人で組んだ作品の中で最後のアルバムが映画「The Last Fight」のサントラ。映画はルベンがサルサ歌手でボクサー、ウィリーがプロモーター役で作られました。
その1曲目この曲の愛を歌う歌詞と切ないメロディーにヤラレた、という訳です。曲はホセ・フェリシアーノの1978年の作品。さすがフェリシアーノです。

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クレジットは、ウイリーとルベンに加え、José "Joe" Torres (p), Eddie Resto (b), Miltón Cardona (congas, coro)Johnny Andrews (bongo), Jimmy Delgado (timb), Lewis Khan (tb), Luis López (tb), Leopoldo Pineda (tb)
 
■2曲目"El Menú" by El Gran Combo

プエルトリコを代表するオルケスタは言わずと知れたエル・グラン・コンボ。1981年のアルバム"Happy Days" Combo RCSLP-2021のB面1曲目。

ウイリーとルベンのようなスマートなニューヨークのサウンドと比べると、なんとも心地よい「ゆるさ」がプエルトリコの魅力のひとつ。グラン・コンボのステージは1995年以来もう4-50回見ていますが観客へのサービス精神が本当に素晴しい。市井の人々の気持ちにすっと入っていくところが最高です。アルバムのジャケもなんだか親爺が漠然とたっているという自然体。

この"El Menú"はその名の通り食べ物のメニューが次々と出てくる曲。「ヤキの肉にワイン、魚にレモン・ジュース、スパイスをきかせた豚の丸焼きにハム入の炊き込みご飯、よく煮込んだ豆に・・・と延々と料理の名前が続きそして「最後にサルサ(ソース)を効かせろ」というのが歌詞のミソ、という曲です。

Happy Days.jpg

クレジットは、Rafael Ithier (p, leader), Eddie Perez (sax), Fanny Ceballos (tb), Taty Maldonado (tp), Victor Rodriguez (tp), Edgardo Morales (timb), Miguel Torres (congas), Baby Serrano (bongo), Fernando Pérez (b), Charlie Aponte (vo), Jerry Rivas (vo), Papo Rosario (vo)  


■3曲目"Fuego a la Jicotea" by Marvin Santiago

庶民といえばこのマルビン・サンティアゴ。"Sonero del Pueblo"(庶民のサルサ歌い)との愛称を持つマルビンはコルティーホやボビー・バレンティンといったトップのオルケスタを経てソロとなり、このアルバム"Fuego a la Jicotea" TH THS-2061 (1979)でスターとなりました。そのタイトル曲。

マルビンは歌の圧倒的なスピード感、緊張感、即興で歌詞を紡ぎ出す時のヒラメキと韻を踏む技術、ダブルミーニング、言葉遊びのセンスなどがとても素晴らしい。この曲は名アレンジャーホルヘ・ミジェーの見事な編曲と相まって大好きな曲です。

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クレジットは、Jorge Millet (p), Roberto Jimenez (sax), Martin Galagarza (bongo), Melvin Sotomayor (tp), Polito Huertas (b), Julio C. Delgado (b-sax), Juancito Torres (tp), Hector Camareno(timb), Wilfredo Moreno (cngas), Eddie W. Feijoo (tp), Yayo El Indio (coro), Elliot Romero (coro)


そして最後は「今この時代に聴くべきラテン・ナンバー」として

■4曲目"Sorongo" by Calle 13 & Sean Kuti & Sammy Tanco。

プエルトリコだけでなく中南米で圧倒的人気を誇るカジェ・トレセです。2004年にデビューしたレネ・ペレス("Residente")とエドゥアルド・カブラ("Visitante")の二人のユニット。レゲトン・ブームの時に出てきた彼らですが、基本的にはヒップ・ホップ&オルタナ・ロックの感覚にプエルトリコから中南米の様々な要素を加えたようなセンス。そして歌詞は社会への鋭い視線が織り込まれています。

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この曲はプエルトリコの最大手の銀行バンコ・ポプラールの定例年末記念盤"Sonó sonó - Tite Curet" POPX1210 (2011)からのもので作曲はティテ・クレ・アロンソ。コルティーホの演奏がオリジナルですが、プエルトリコのボンバをフィーチャーし、彼らのラップやシェウン・クティの歌詞を加えて出来上がったもの。今年は久々の新譜がリリースされるようで楽しみです。

ということで、それぞれお楽しみください!
タグ:サルサ
posted by eLPop at 17:20 | 伊藤嘉章のカリブ熱中症