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2024年はこれだった!『戦争は、』、伊那市と愛川町のペルー料理店

2024.12.31

●ジョゼ・ジョルジェ・レトリア 文/アンドレ・レトリア 絵『戦争は、』(木下眞穗訳、岩波書店)

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https://www.iwanami.co.jp/book/b643142.html



●伊那市と愛川町のペルー料理店

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https://sakuranbou.com/0265-LaCasaDeJimmy.html

https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1021343-d26805645-r923741541-La_Casa_de_Jimmy-Ina_Nagano_Prefecture_Koshinetsu_Chubu.html


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 子どものころ愛読していた鴨川つばめの漫画『マカロニほうれん荘』に、先の万博のテーマを引き、「人類の、進歩と、ちょー、わ!!」と唱和して、「キャ〜〜〜〜〜〜ッ!!」とハジけるギャグがあり、それを気に入り子どもなりの”進歩史観”で、人類はこのまま進歩し世の中はよくなっていくんだと素朴に信じていたものだったが、翻って今、この世の中を眺めてみると、なるほど情報通信をはじめとする技術は格段の進歩を遂げてきたが、人間のこころのほうは本当に”脈々と”進歩しているのか、もしかするとかえって退化しているのでないかと疑問に感じさせられたりもする。

 ポルトガルのジョゼ・ジョルジェ・レトリアとアンドレ・レトリアによる『戦争は、』は、父ジョゼ・ジョルジェによる「戦争は、物語を語れたことがない。」などの「戦争は、」で始まる格言のような短い詩句に、息子アンドレの中間色を活かした柔らかなタッチながらも、描かれているものは薄ら寒くなるような内容の絵がついた絵本。戦争が人間の愚かな欲望や猜疑心の肥大した、巨大な虚無しか生み出さないことを改めて認識させられる。

 とはいえそれでも、日常の暮らしは続けていかなければならないわけで、そんな日常を支えるささやかな愉しみのひとつとしているのが、地方都市の南米系レストランや食材などを扱うストアをふらりと巡ること。今年は、伊那市(長野県)と愛川町(神奈川県)のペルー料理屋に行くことができた。

伊那市駅から少し歩いた街道沿いには別途ストアもあり、かつては南米系食材などを中心に扱っていたということだが、現在は近年増えたアジア系住民向けの食材などを扱っているのだと、店番担当の、流暢な日本語を操るがブラジル出身との壮年の女性は言う。南米系の食材などはお隣箕輪町の姉妹店で扱っているということで、教えてもらった場所を帰宅後、グーグルマップで確認すると、そこを目指さなければたどり着きそうにない、里山に近い辺りの倉庫のような店構えをした店舗であった。

そこでは日々、どのような物語が語られているのだろうか。

posted by eLPop at 13:01 | 長嶺修のねこのめ雑記帳