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<エル・ポップ>トークライブ〜eLPopは、エロでカリブ・中米を支援する!」(後半)

2018.02.04

昨年2017年12月17日(日)、渋谷の「Li-po」で開催した「<エル・ポップ>トークライブ〜eLPopは、エロでカリブ・中米を支援する!」と題したイベント後半です。
エル・ポップ流のエロをお楽しみ下さい!!

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(前半より続く)

TM いやそれは(笑) じゃあ、岡本さん、何かエッチなやつをかけて(笑) エッチじゃなくてもいいですよ(笑)

O やっぱり、これ? 今日は、どうしようかな〜と思いながらですね、とりあえず家にあるエロジャケを持ってこようかなと。エロジャケというかですね、まぁそういうへんは、あの、だいたいコンピレーションが多いんですけど、こういう女の子の、裸というか、お尻にスポットを当てたようなジャケットが80年〜90年代くらいのメレンゲとかのコンピが多いんですけど。

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I 岡本さん、メレンゲが多いですね。

O メレンゲ多いですね、あと、よく知られているコロンビアのCañonazoシリーズね。

I すごい多いですよね、50何枚出てる。

O これ、色んな女の子の水着写真がジャケットになってることが多いんですけど。その中でも、ウィルフリード・バルガスっていう人がいまして。リーダーとして自分のアルバムも出してるんだけど、ま、一番有名なとこでは、Las Chicas Del Canっていう女性グループ・・・来日もしましたけど、そういうユニットもプロデュースもして。何つーかね、ウィルフリードは、まぁ女の子好きなんですかね。で、この中のチカス・デル・カンの、ミリアム・クルスっていう人が歌ってる、当時大ヒットしました「ランバダ」のカヴァーをやってるんで、まぁ、エロい曲ではないかもしれないけど、それをちょっと聴いてほしいと思います。

♪ Las Chicas Del Can / Llorando se fue (La Lambada)



O これ(YouTubeの映像)を見て、(日本人は)みんな、エロいとかなんとかって言ってたような記憶があるんですけど(笑) まぁ、でも別に普通だなっていう(笑)

T ランバダ・ダンスって、腰をこすりつけながら踊るんだけどね(笑)

O そうそう、別に普通だよねって感じ、僕はしたんですけど(笑) 今聴いてもウィルフリードは音がすごいしっかり作ってあるな、と。あと、プロデューサーとしてやっぱり凄いなっていうのは、おっぱいがどうとかよりも、尻にスポットを当ててるっていうのがね。まぁ、これが普通の感覚なんだろうなって僕は思ってるんですけれども。
で、そこに持ってきて展示してあるのはメレンゲが多いんですが、で、エロジャケではないんだけれども、これはコロンビアのやつで、90年代くらいのW杯に出た時の“応援コンピ”みたいなので、これとか、これもですね。代表チームの写真の前に、完全に合成なんですけれど、女の子が寝そべっている。裏ジャケにバルデラマの写真とか、まぁエロっていうのとはちょっと違うかもしれないですけど、必ず女の子がいないと成り立たないみたいな感覚なのかなと思います。

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あと、もう一つ。さっきのラス・チカス・デル・カンのCD、色んなアルバムが出てるんですけど、日本盤だとこういう・・・ちょっと小さくて見えないかもしれないですけど、これです。

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だけど向こうのやつはこういう感じで、すごい雑なんですけど、エロさが違うっていうかね。

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日本のやつはすごいしっかり(きちんと)作ってるんですよね。その辺に、週に8回あるかないかの差が出ているのかなと。・・・って、意味が全然通じてないかもしれないけど、そういう感じがしますね、はい(笑) どうですか? チカス・デル・カン(笑)

TM いやいやいや、いいとおもいますよ、かわいっすよ。

O チカス・デル・カン、来日したときに、インタビューもして話もしましたけど、ああいう風にエロいというかセクシー路線でやってるんだけど、でもみんな、ある意味、いい意味で仕事としてやってるんで、なんていうのかな・・・

O で、これ、みんな音楽学校を出た優秀な人たち、超エリートがやってるわけで、

TM それはでもやっぱり分母がすごく大きいですから、絶対選ばれた人しかスターにはなれないですよね。

O でも、女性が、ミュージシャンとして、これほどまでに何かやるっていうケースはあんまりないと思うんですけど。歌とかダンスとかではありますが・・・

TM ラス・チカス・デル・カンの前は女性グループってなかったですよね

O そう、だからウィルフリード・バルガスが相当大きな役割を担ってますよ。AKBの仕掛人みたいなね。

TM だから、ほら、キューバにアナカオーナとかあったけど、あれはトラディショナルなものだから、全然違いますよね、やっぱね。

O ほんとに、ちゃんと仕事としてやってるからね。

TM あの〜、何で、エロジャケって、コロンビアとドミニカが多いんですかね?

【会場笑】

I 確かに〜。

O なんでですかね?(笑) プエルトリコっていうか、サルサでいえば、一時期、サルサ・ロマンティカの頃に、必ず女性が、水着の女性が、っていうね。

TM あと、意味もなくバイクに乗ってるのに、なぜか後ろに水着のねーちゃん、っていうのも!

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Eddie Santiago "Sigo Atrevido"

O それ、エディー・サンティアゴ。あとラロ・ロドリゲスもありました。フランキー・ルイスもそうですけど。でも、僕が思うのは、昔の、40年代とか、マンボとかでも、必ず女の人がいたんですよね、脱いでたかどうかは別として。

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Lalo Rodriguez "Un Nuevo Despertar"

TM いや、全裸とか、胸とか出してるのとかありますよ!

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Frankie Ruiz "En Vivo..a Todo Color"

O そうそう、時代の流れでちょっとスタイルが変わったけど、一応、それはやっぱり必ず、必然的にやっぱり女性が絡んでないと我慢できないっていう人たちなんだな、っていう風には思ってるんですけどね(笑)

TM やっぱり、女性がいるとバランスが良くなりますよね。ジャケ買いもあっただろうしね。やっぱ、このプリッケツで、欲しいと思って買ってる人も(笑)

O やっぱり、これで買っちゃう僕みたいなやつもいるわけ(笑) 
いま思い出したのは、昔なにかの雑誌に載っていた、ラテンじゃないですけど、(ブルース・シンガーの)ゲイトマウス・ブラウンか誰かのインタビュー。彼のジャケットって女の子のが多くて、何で?っていう質問に、いや〜、お前よ、ジャケットには色々使い道があるだろう、って(笑)。っていうのがあって、今思い出しました。ただ顔を出せばいいっていうもんじゃない。男にとってはいろいろ使い道があるっていうことらしいんで、それもあるのかなと思いますけどね。

T 昔、コンピでVOL1、2、3って揃うと、女性のこう、女体が揃うっていうのありましたよね。

TM ああ〜、そう、そういう壮大なことをね、するのもあったと。はい、じゃあね、やっぱりプリケツにやられたということで(笑) ちなみにね、ランバダは元の曲はね、ボリビアの、

MY ボリビアですね、ロス・カルカス。

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Los Kjarkas "Llorand Se Fue"



TM そうそう、「泣きながら」っていう曲ね。それをブラジルのカオマでしたっけ、さっき出た、が取ったんですよね。

MY はい、裁判沙汰でしたね。

TM そう、なったんですよね、つい最近ですけど、あのヴォーカルだった女性が強盗に殺されたっていう事件がブラジルでね、あったの。はい、じゃあ良樹君、お願いします。今度は健全じゃないやつ。

MY え〜、次に紹介させて頂く曲は妄想的なものですね(笑)。さっきはアンデスの田舎の非常に健全なオープンな歌を紹介したんですが、次はちょっとですね、ペルーの首都リマの退廃的な。あれですね。麻薬とか吸っちゃって夢想の中で自分がハーレムを作って、その女たちに囲まれたいっていう、そういうアホな男の妄想曲を紹介しようと思うんですけど。一気に、こう、ふり幅がちょっと凄いですけど(笑)。あ、その前に今日、たぶんかけないでジャケットだけ紹介しようと思ってるのを持ってきたんですけど。これね、ムシカ・クリオーヤのジャケットではほとんどこういうのはないんですけど、これね。ジェケットで全裸のボディ・ペインティングしてる女性のものがあるっていうので持ってきたんですけどね。

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TM しかも、これ歌手本人なんですよ、で、ボディ・ペインティングしてるから、エロくないっちゃない、でもアートな感じではある。

MY そう、これはムシカ・クリオーヤとしてはほんとに非常に珍しい。

TM でも、全裸。でもやってることは別にエロいことやってるわけじゃない。

MY あ、音楽はね、全く持って

TM 至極全うだよね?

MY 至極全う…

TM とはいえない?

MY まぁ、ショウ・ミュージックとしては、ムシカ・クリオーヤをちゃんとやってる人、ですね。まぁ、もし時間があったらあとでかけるかも。え〜、それで話を戻しますね。今から紹介しようとしてる、その、退廃的なリマの麻薬吸ってハーレムを夢想するという曲は、「阿片の夢」という曲名からしてこんなタイトルなんですけどね。歌ってるのはイルマとオスワルドっていう、ペルーの男女のデュオ、ムシカ・クリオーヤの男女のデュオの中では、このペアが最高だって今でも言われるデュオですね。では、お聴きください。

♪SUEÑOS DE OPIO/Irma y Oswaldo



MY はい。これ、ほんとにまぁ、ぴったりなイメージ・ビデオが付いたものも作られてるんですねぇ。知らなかったです! これすごいですねぇ。まぁ、このイルマ&オスワルド、曲もいいけど、本当に素晴らしい歌声のデュオ、堪能していただけたでしょうか。本当に僕も非常に大好きなデュオなんですけど、まぁ「阿片の夢」自体も、内容はともかく、Valsとして聴く分には本当に美しい、きれいでね、いい曲なんですよね。

TM そんなあほな歌詞なのか。

MY そう。あほ。でもねぇ、やっぱいい曲だからね、こんな内容にも拘らず、色んな人が歌ってますよね。ほんとにそれだけ歌い継がざるを得ない。こんな歌詞でも(笑)。

TM さっきの曲は?(笑)

MY さっきの曲も、みんな知ってるんです! だからパーティーとかやるとね、

TM あれ、いいよね、あれ、すごい忘れられない(笑)

MY カンチス、カンチス、ね(笑)

【一同笑】

TM 合言葉だね(笑)

TM 後から来た人分かんないでしょ?(どや)

【会場笑】

MY じゃあ、はい、次は、アンデスのトラディショナルな、カハマルカっていう北部の方の、カーニヴァルの曲なんですけれども、まぁこれは健全というか、もっと中二的な感じのやつですね。

TM 中二的???(笑)

MY なんていうのかなぁ、女の子の胸があるとか、男の子の下の方には元気な大砲があるとか、そういうの(笑)。 ちょっと、まぁ、なんかカーニヴァルの曲なんで、ほんとはもっとディープな歌詞とかいっぱいあるんですけど、その中の一番軽い部分だけが有名になって、いろんな形で、色んな演奏されてるんですね。で、今日はまぁ、どれを持ってこようかなぁと思ったんですけれども、それをちょっと現代的なアレンジで演奏してるペペ・アルバという人のヴァージョンでですね、カハマルカのカーニバル曲「マタリーナ」という曲をお聞きください。まぁ、なんだろうね、女の人はみんな胸にふたつレモンを持っているとかね、何かそういうような歌詞が出てくる。で、向こうの人はですね、パーティーとかで、みんな歌うんですね、いや、レモンじゃないメロンだとかね(笑) なんかそんなことを、おバカなことを言い合って楽しむ、みたいなね(笑) まぁそういう、これもオープンエロ系ですね。ガハガハ笑いながらね。はい(笑) じゃあお願いします。

♪ Matarina/Pepe Alva



T え〜、続けて高橋が、紹介します。えっとですねさっき岡本さんが紹介していたジャケット、完全に下半身なんですよね。やっぱり、ラテンというか、特にカリブの人たちは、腰から下が、特に男にとっては、重要だという感じがします。で、ビデオを見て頂くんですけど、セレステ・メンドーサというグアグアンコーの女王って言われた、もう亡くなっちゃったんですけどね、女性歌手がいまして、彼女は、えっと、『ノーチェ・トロピカル』というキューバの音楽レビューが25年前に日本で行われたときに、出演する為来日してるんですね。その時オマーラ・ポルトゥオンドとかも一緒に来てて、その時点でオマーラは日本人にもある意味良さが解りやすくて、すごくもう評価が高くなっていたので、皆オマーラが来るぞとかって盛り上がっていたんだけど、セレステ・メンドーサはあまりにも表現の仕方が、激しいというか、歌い方がオーバーアクションに感じる人が多く、日本では全然人気なくって。で、オマーラにはファンが皆会いにいったんだけど、セレステにはほとんど誰も声を掛けない。そういうちょっと寂しい話があるんですけど。だけど彼女ね、実は1950年代、60年代には、もうキューバのほんと、セックスシンボルというか、特に男性には一番というか、そういう意味でも人気があったんですね。で、今から見て頂くヴィデオなんですが、彼女の体もかなり日本人にはふくよかというか、最近ぽっちゃりなんていうのが流行ってるみたいですけど、ぽっちゃりなんてものじゃなくボン・キュ・ボンというか。(笑) やっぱり日本人にはちょっとdemasiadoというか、ちょっとすぎるのかな? キューバでも最近は、ちょっとスリムな人の方が人気があったりしますが。で今から見て頂くのは多分1960年前後くらいのビデオなんですけど、かなりちゃんとプロモーションビデオみたいな感じで撮られているのも見物なんですが、注目して頂きたいのは、特に腰から下、足にかけての、もうほんとにエロティシズム溢れるダンスですね。じゃあちょっと、その下半身というか、腰から下の動きを、特に見て頂きたいな、という感じです(笑)

♪ Celeste Mendoza/

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T ヴィデオには、もう1曲あるんですけど、まぁ、それまで掛けちゃうと長くなっちゃうんで、2曲だけ見ていただきました。やっぱりあの腰と足さばきがいいですね。彼女は、当時キューバですごく人気があったんですけど、色々私生活とかで、悲しいね、

TM セレステはすごく激情な女で、かっとなると全く制御が効かなかったって言われていて、たまたまDV夫がいた時があって、その人を逆に刺し殺しちゃったと言われています。で、刺殺したんだけど、まぁ正当防衛が認められたので、刑務所に入ったりはしてないはずです。そういう人です。

T まぁ、その事件があったから、やっぱり精神的にはかなり不安定になったらしいですけど、若い時のこの、何度も言いますがあの腰と足のこう動き、今の若い人なかなかルンバとか踊っても、ああいう感じで踊れる人はいないなぁ〜って感じしますね。なんだろう、ある意味芸能的な踊りなんだけど。でも、まぁ、どうやって人に魅せるかっていう感覚が、やっぱりキューバとかラテンとか、カリブ海のね、美学みたいな感じがして、すごく教えられるビデオだなぁって思います。

O 今、あの、下半身とダンスで思い出したんですけど、86年くらいに、メヌードが来たんですよね。まだリッキーがいた時なんですけど、87年だったかな。そん時、笑っていいともに出たんですよ、で、それをたまたま見てたんだけど、で、1曲やったんですけど、やっぱり下半身の動きがメインなので、結構地味で、たぶんその時に少年隊かシブがき隊が出たんですけど、やっぱり日本のジャニーズの踊りって手ぶりっていうか、手が派手じゃないですか、それですごい派手に見えて、メヌードはすごい地味だなぁって、やっぱり下半身の動きだから。

T 日本は、どっちかっていうと、盆踊りとか見ても、手踊りの系統っていうかね。

O そういうことを、今思い出しました(笑)

TM はい、ありがとうございました。師匠、そろそろお着換えを…。はい、じゃあ由美さん、編集長、次の曲を。

Y さっきはとんでもなく恥ずかしいあへあへソングで失礼しやした。今回かけるのは、これはもう、ブラジル音楽の歴史にとって欠かせない革命期、音楽革命と言われているトロピカリズモのミューズと言われているガル・コスタなんですけど、若かりし頃の、「インディア」という、このジャケットはさすがにあの当時は強烈で、74年だったかな、でもね、日本ではトロピカリズモっていうと大騒ぎするんですけど、ブラジル人にしてみると、要するにモラルを変革したムーブメント、あの、田舎のものを美しいと思いなさい、地方文化を美しいと思いなさい、或いはスキャンダラスな格好を美しいと思いなさいというような、そういうカウンターカルチャーとしての力が強くてですね、音楽的には、実はよぉく聞いてみりゃトロピカリズモって大したことないんですけれども(笑)

【会場笑】

Y 皆、なんか騒いでますけど、その、トロピカリズモ何年って、カエターノ・ヴェローゾとかジルベルト・ジルとか、そういうアーティストの名前にひかれてですね、すっごい大層なもんみたいに思ってるみたいですけど、本質的にはカウンターカルチャーです、昔あったモラルを転換しようとしたムーブメント。で、だから、こういうビキニ姿のジャケットが出たのも、たぶんブラジルでは初めてだと思います。この後仮装みたいなものもあったし、その、性別をこだわらないっていうのもそうだし、音楽ジャンルもこだわらないっていうのもあったし、あと本当に田舎の音楽を下らないものとみなすのをやめましょう、という、そういう意味じゃ凄い価値があったんですけど、まぁ、あ、ごめん「インディア」というのは、元々パラグアイの歌です。グアラニー、グアラニアと呼ばれるスタイルですね。

♪ Gal Costa / India


(終わり)
posted by eLPop at 12:27 | Calle eLPop