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ラテンアメリカの解放〜ヒスパニック労働者

2014.08.11

 今年も開催される『Latin Beat Film Festival』のラインナップ第一弾が発表された。さすが、興味深いタイトルが並んでいる。

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 まずは、『Libertador(邦題:解放者ボリバル)』。現在のベネズエラの正式国名República Bolivariana de Venezuela(ベネズエラ・ボリバル共和国)にも名前が使われている、シモン・ボリバルの半生を描いた伝記映画だ。シモン・ボリバルは19世紀初頭に南米のベネズエラ、コロンビア、ペルーなどの国をスペイン統治から独立に導いた英雄。スペイン王国に100回の戦いを挑み、47歳で亡くなるまで12万キロ近く馬で駆け巡ったと言われる。映画は、子供時代から、先住民や奴隷の解放、独立への戦いを挑む青年期までが描かれているようだ。
 ほぼすべてのカリブ中南米諸国にこの人の名前が付いた通りや広場がある。

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 そして、『César Chávez(邦題:セザール・チャベス)』(しかし、この邦題は間違いです!カナにするなら「セサル・チャベス」でしょう?)
 1960年代、米国の農場労働者の権利のために戦った労働運動のリーダー、セサル・チャベスの活動を描いた作品。1965年に起きた葡萄農園でのストライキ(5年後に勝利)の周辺から描かれている。この人が唱えた"Sí, se puede"(そうだ、できるんだ)がオバマの選挙の時のスローガンに繋がったと言われている。メキシコの人気俳優ディエゴ・ルナが企画・製作・監督した作品。
 
 上記二つの映画にも歴史的に関連していると思われる記事を発見した。米国で多くの黒人がリンチ殺人で命を落としたことは周知の事実だが、メキシコ系労働者も同じような目に遭っていた、というBBC Mundoの記事。わかっているだけでも600人がリンチ殺人の被害に遭ったと書かれている。ショッキングな写真もあるので閲覧注意。
La historia oculta del linchamiento de mexicanos en EE.UU.

現在発表されている『Latin Beat Film Festival』のスケジュールは以下の通りだが、まだまだいろいろ発表される予定。情報はFacebookで見られる。
「第11回ラテンビート映画祭」
新宿バルト9(10/9〜10/13)
梅田ブルク7(10/24〜26)
横浜ブルク13(11/7〜9)
posted by eLPop at 17:22 | 高橋めぐみのSOY PECADORA